ライブ
藤井郷子(p)・田村夏樹(tp)・早川岳晴(b)・吉田達也(ds) 先日、別カルテットにて藤井さんと田村さんにはお目にかかったのですが、本日体験したのは全くの別物。前回が柔であるならば今回は剛。聞きしにまさる豪腕カルテットでした。強引にカテゴライズすれば…
◇NATSUMEN ギター×2・ベース・ドラム・キーボード・サックス×2・トランペット編成。 クリムゾンやマルク・デュクレを彷彿させるギターリフに、メタルさながらの迫力で変拍子を叩きだすドラム。その変拍子とホーン隊のリフとを意識的にずらしながら構築して…
友人Hに誘われるがままビースティー・ボーイズのライブに行ってきました。 が、日頃の感謝と怨念を込めて快諾してみたはいいけれど、さほど関心がないゆえに全くと言っていいほど彼らのことを知らず、アルバムを聴いたこともなければ曲も知らないという悲惨…
渋さ知らズオーケストラのライブに行ってきました。“たった”20人しか演奏者がおらず、また怪しすぎるダンサーも2人だけで、意味不明なハイテンションコントもなく、したがってこれまで自分が観てきた中では随分質素でしたが、結局は何の問題もありませんで…
後先構わず全ての雑事を放り投げ、もう一度観に行こうではないかという友人との公約を果たすべく会場に赴きました。同友人との付き合いに限っては自分は極めて時間にルーズであり、30分遅刻は当たり前の南国気分なので到着したのは開演時刻を随分回った頃で…
初DCPRGを観てまいりました。菊地成孔を生で拝むのはこれで4度目になりますが、今回を除いては全てゲスト出演でしたので妙に感慨深いものがありました。 念のため感想めいたことを書いておきます。ムダに長いだけですが。 安田大サーカスのコントで幕を上げ…
ジャック・ジョンソンのライブを観に行ってきました。 かつてアルバムが全米ナンバー1になったらしく日本でも人気急上昇中であるとはいえど、一部の愛好家に親しまれる類いの音楽だろうと勝手に思い込んでいたのですが、予想外に観客が多く、いざ始まってみ…
「ライヴ活動と口コミだけで音源も発表することなくフジロック・フェスティバルの舞台に立った史上初のバンド」であるらしい。 Vo・Sax・Tp・Key・B・Dr編成。ちなみに、Voといっても歌うわけではない。さりとてポエトリーリーディングでもなく、どう呼べば…
「70名の歌声が響き渡る、圧巻のゴスペル・コンサート」の文言に惹かれ、何の予備知識もなくジュビレーション・クワイアのライブを観に行ってきました。 ゴスペルとは、その数奇な歴史と同義でもあるのでしょう。会場で配布されたパンフレットには、聖書の…
2階の座席が中央のステージに向かってせり出し、背後にはパイプオルガンが屹立する、クラシックの演奏用に設計されたらしい格調高きホール。メンバーがステージ上に姿を現すやいなや、各演奏者の準備が整わないうちに、無伴奏で『閃光』を歌いはじめました…
たまたま立ち寄った渋谷のタワーレコードで、ヴィニシウス・カントゥアリアの弾き語りによるインストアライブが行われていました。 「幽玄〜または静寂の美学」。近くに置かれていた資料にはそう書かれていました。この場合、「または」という言葉は要らぬの…
既に大部分は忘却の彼方ですが、覚えている範囲で感想を書いておきます。 会場の照明が落とされると同時に寓話的な影絵の世界が眼前に広がります。浮遊する悪夢を喰らい次第に肥大化するバク。悪夢の消え失せた虚無の世界に歌姫が天空より静かに降り立ちます…
冒頭で、数ヶ月前にオーティス・ラッシュが脳梗塞で倒れたこと、その影響で当初予定されていたライブの大半をキャンセルしたこと、リハビリ中であるにも関わらず本人の強い希望で来日を果たしたことが告げられます。 介添えなくしては独りで歩くことができず…
瑣末事などガハハハと陽気に笑い飛ばす肝っ玉母さんを思わせる風貌のメイヴィス・ステイプルズが登場。MCのゴトウゆうぞう曰く、彼女はゴスペルの歌い手として有名だそうです。 ある程度聴き慣れていないと喉の調子が良いのか悪いのか判断に困る野太く迫力あ…
出演:Otis Rush、Mavis Staples、The Drek Trucks Band 友人に誘われるがままに何の予備知識も持たずジャパン・ブルース・カーニバルを観に行ってきました。どのライブを観ても一様に素晴らしいとしか評せない語彙乏しき自分であります。しかもブルースのブ…
「人力トランス」の饗宴。その普段耳慣れない用語と、僕の大好きなドラマー・芳垣安洋につられ、それ以外の予備知識を仕入れぬままに足を運びました。あいにく小雨の混じる天候でしたが、ステージが野外にあるため、フロアでの演奏で感じがちな強迫観念めい…
比類なき完成度を誇る2ndアルバム『LOVE』を引っさげてのツアー、中島美嘉のライブに行ってきました。 ジャジーなギターとウッドベースの旋律に導かれるようにしてステージ上に彼女のシルエットが浮かび上がり、『aroma』でおごそかに幕を開けます。ドラム・…