OngakuDB.comにて、ハロー!プロジェクト『☆裏☆プッチベスト2005』なる、誰に需要があるのかわからない珍企画を発見。最後の「あやや入れてよ!あやや!!」の一言が実にヲタヲタしい。さすがエビナさん! 全曲フツーにわかる自分もどうかと思いますが、なんだ、いい曲ばかりじゃないか。なんだとはなんだ。松浦さんの曲が選曲されていないのは昨年の状況を鑑みるに致し方ないところだと思うので納得なのですが、ベリーズ工房の曲がないのが不思議と言えば不思議。いや、他人様の好みにケチをつもりなどございませんが。今後も愛ある暑苦しい文章をお願い致します。


もうひとつ気になったのは同ページに掲載されていた早坂美貴さんのベスト5。Miho Hatoriの『Ecdysis』も好きですが、何と言っても『Our New Orleans』です。ニューオリンズの惨状に胸を痛めたふりをして、昨年、チャリティを兼ねた一連のアルバムを購入したものですが、幾つかあった中でも今作がベストのような気がしており、個人的には2005年のベストでもありました。オムニバス形式をあまり好まぬ自分であっても聴き応え十分で、めでたく国内盤も発売される運びとなったようです。おのれー、ライナーノーツ読ませろや。
錚々たるメンツが集結しているばかりではなく全てが新録となっています。特にランディ・ニューマンの歌声がステキ。この手の音楽を好む人、もしくは我こそおっさんという方であれば気に入るのではないでしょうか。強引に拡大すれば、ベリーズ工房の『Berryz工房行進曲』や『ギャグ100回分愛してください』にそのテイストが見え隠れしていなくもなく、ハロプロとも無縁ではないように思います。いや、ちとムリがあるか。また、我らがAKIRAのプロジェクトであるパーム・ドライブのアルバム曲『PRIVATE EYEZ』でも、ニューオリンズ発祥と言われるセカンドラインらしきファンクビートが採用されています。ライムスターがゲスト参加しており、視姦だの痴漢だのロクでもないライムがアツい。らしいと言うべきか洗練された音になっており、アルバム内では箸休め的なポジションに置かれている1曲ではあるものの個人的に好きです。それと標榜していない場合でも時々散見されるリズムですし、土地に根ざしたものらしく一時の流行に左右されるようなヤワなものではないでしょうから、いつかハロプロでも採用してみればいいのにと思ったり思わなかったり。