形骸化した「スキウタ」の顔を立てたということでしょうか。伝家の宝刀は抜かないからこそ意義があると思わないでもないのですが、規定路線だったということなんでしょう。中間発表の時点で『LOVEマシーン』が1位だったらしいので筋は通ってます。歴史があるからこそ可能なことでもあります。そうなるともう一方は・・・まぁ、どのように転ぼうともスッキリとはしなさそうですな。ラジオの口ぶりでは、ソロとユニットで計2曲を歌うようでしたから、表記通りに順当にメドレー形式に落ち着くのでしょう。
ははあ、さては騒ぎ立てるのは自分のような視野狭窄に陥った者ばかりで、その実、世間は露ほども関心がなく、別に本人達も何とも思っていない、というお決まりのパターンですな。例を挙げましょう。谷村新司の『昴』を楽しみに世知辛い世の中を生きてきた若人がいます。不幸にも彼は谷村氏のバンド時代を知りません。アリスの出場に戸惑ったとしても無理はなく(何年か前に再結成していたような気もしますが)、もしかすると思いあまって彼はベーヤンとキンチャンを攻め立ててしまうかもしれません。この上ない善意であるだけにタチが悪い。善意の行為とは知らずに行うことと同義です。ああ想像するだけで身もよじれんばかりです・・・うむ、確かにまるで関心がない。はて、この例は適切なのか。一夜限りのお祭りですもの、たくさん居るに越したことはありませんし、この麗しき泥臭さがハロプロらしいじゃないかと、ここは豪快に引き笑いしておきましょう。ヒーヒー。どうでもいい。
ちなみに、うちの親父が谷村氏のファンです。『風信子』がリリースされた当時は、なんの因果かと思ったものです。ルーツというほど大げさな話ではありませんし、いま好きこのんで聴くわけでもないのですが(むしろ全く聴かない)、幼少期の刷り込みの影響の大きさを考えると、おそらく自分の嗜好の原点はこの辺りにあるんだろうなあ。