タワレコのGWダブルポイントキャンペーンにまんまと釣られてケチな自分にしては結構な数のCD類をまとめて購入し、その消化に勤しむ日々ながらも遅々として進まず。なぜに追われねばならんのか。本末転倒にならないよう気をつけたいところです。


クラムボン日比谷野外音楽堂で昨年行われた、3時間以上に及ぶライブを完全収録した2枚組DVDを鑑賞。例によってロクに曲も知らないまま、地の利を生かしてその時の思いつきだけで当日券を頼りに足を運んだことを思い出します。なので知ったようななことを言うつもりはないのですが、自分が観てきた中では10本の指に入るほどの素晴らしいライブでありまして、その時はええもん観たなぁとしばらく余韻に浸っていたものです。DVDを観るうちにその時の想いが一層強くなりました。そんなわけで今年も観に行こうと思ってスケジュールを調べたところ、新作アルバムを引っさげたツアーは既に関東公演は終了しており残すは東北と北海道のみ。毎年の恒例にしたいねと嬉しそうに述べていた日比谷野外音楽堂のライブも今年は残念ながら行われず。公式サイトによると、この季節の野外は競争率が高いとのこと。調べなかった自分が悪いのだけれど、ありえねー。


話は逸れますが、自分はこの会場のユルい雰囲気が大好きです。音響も悪くなさそうですし、キャパも適度ではないでしょうか。先日のROVOのライブでは、商魂たくましい屋台が軒を連ねているので通路で小規模の酒盛りを開いた挙句にそのまま雑魚寝をはじめたグループがいたり、最初から最後まで観客の写生にのみ情熱を傾ける謎の人物がいたり、バイオリン奏者の勝井祐二にしか興味を示さぬ名物となっているらしいそれっぽい一群がいたりと、何かと笑える状況になっていました。一部のコアなファンの感想はどうだったろうかと関連サイトを覗くと、過去と比較して聴く姿勢がなっとらんとか妙な間合いで叫ぶ輩が増えてけしからんとか、既視感あふれる憂いを伴ったぼやきが少数ながらも見られ、対象は違えども似たようなことを考える者がいるもんだなと苦笑い。そのいい加減さが野外らしくていいじゃないかと自分なぞは思うのですが、実際どんなもんでしょうか。