部屋の隅でほこりをかぶっていたラジオ番組をぼちぼち聞いております。様々な経験を経たことでようやく自分が曲に追いついた、とは既に何度か耳にしている言葉ですが、その中に恋愛経験も、とボソッと付け加えられるアイドルはそうザラにはいますまい。男前だなあ。周囲も別段あわてず、つつがなく進行していく様に時の流れを感じます。意味深と取れなくもない歌詞が多いアルバムの営業トークだけに、一体どれほどの修羅場をくぐってきたのだろうかと気にな・・・らないな別に。
一時期に比べると随分と情報に疎くなりましたので「Five Stars」とかいうFM番組がはじまっていたことすら知りませんでした。エンディング曲となっているオルガン主体のジャズファンクがモロに自分好みです。さすがFMと言うべきか、牧歌的だったオールナイトニッポンが恋しくなるほどBGMが垢抜けています。この手の、生々しさを適度に残した音が松浦さんに合うのではないかと勝手に思っているのですが、どんなもんでしょうか。オルガンの似合う歌手って問答無用でカッコいいよなあ。


さて、スタンダードなソウル風ポップスの『ソウルメイト』はアルバムの中で1.2位を争うほど好きな曲なのですが、当番組で流れたのを聴いて、やはりこのメロディ好きだなあと再確認した次第です。ちなみに現時点で争っているもう一方は、オサレなメロディと心地いい転調が印象的な『blue bird』です。似ているわけではないのですが、どこか初期の名曲『待ち合わせ』を彷彿させるものがあります。あえて隙間を残して風通しを良くしたアレンジ、そして松浦さんの歌声を曲に溶かし込むために施したと思われる丁寧なコーラスワークが秀逸です。
『ソウルメイト』に話を戻します。スティービー・ワンダーのライブを観に行き、雑誌のインタビューでも彼の新譜をお気に入りに挙げていたような気がしますので、この選曲は明らかに松浦さんの意向であろうと妄想しています。おぼろな記憶をたどると、いまや松浦さんにとってのお姉さん的存在となったらしいaikoさんにも似た曲調がありましたから、もしかすると彼女の影響を受けてのことかもしれません。この手のジャンルは上手くて当たり前の世界だと思います。もう少し歌声に柔軟さや余裕が出てくれば、今後取りうる選択肢の有力候補になりそうです。それだけにCDで聴くと、どこか他人行儀に聴こえてしまうのが惜しまれるところです。いっそスティービー・ワンダーそのまんまの濃密な音にして歌声と演奏を拮抗させてみればどうだったろうと思わぬでもないのですが、まあ、丁寧なればこそ発生してしまうこの辺りのズレは今にはじまったことではありません。ここは松浦さん参加のセッションで骨組だけ作って、あとは編集でいじり倒して曲を完成させる、そんなクラムボンあたりがやってそうな手法を採ってみてはどうでしょうか。いや、どうでしょうかと言われても困ります。


松浦さんの交友関係もちらほらと。
落ち込むことがあるととaikoさんに相談に乗ってもらっているそうです。実際、年上を相手にしたほうが気楽に話せることってありますし、甘え下手であろう松浦さんなら尚のことではないかと推察します。自分から相談を持ちかけておきながら、肝心の忠告には一向に耳を貸さない面倒くさい人だと思いますが今後ともお願いします。一体誰のことかと申しますと、それは他ならぬ自分のことであります。B型でどうもすみません。血液型診断なぞ信じてはいませんが暗示にはすぐかかってしまうのです。
ところでオンエアーされたaikoさんお『恋愛』という曲が一風変わっているような気がしてなりません。うかつに手を出すと火傷しそうで、松浦さんに曲を提供してくださいとお願いしかねる雰囲気になってまいりました。特に終始音あたりが奇怪に思えてならぬのですが、自分ではわからないので、どなたか猿でもわかるような解説をお願いします。あとは、カッコいいにもほどがあるダルビッシュ兄さんとサエコさんの交際を随分前から知っていたとか何とか。そりゃあ友人なら知ってますわな。サエコ友人説を狂言の類いだと思っていた不埒な自分をお許しください。いっそダルビッシュ兄さんに日ハムの選手でも紹介してもらってはどうでしょう。森本選手なんかどうよ、彼はいまどき珍しいくらい気立てのいい好青年だぞ、失敬だな男は顔ではないのだよ・・・先生、今度生まれてくるときは、ダルビッシュに生まれるか、南ちゃん家の隣に生まれたいです。