久しぶりいいいいいいいいいい。何を書いていいのかわからん。
別に冷めてたわけとちゃうんよ。脇目も振らずに働いてたのよ。


そんなわけで一月くらい前になぜかテナーサックスを購入しちゃいました。友人と二人で杯を酌み交わしていたときに、一切の脈絡なく、ジャズやブルースみたいな、あっ、でもポップスやロックでもいいかな、ええい、とにかくバンドやってみようぜ、よしそれなら何でもいいから楽器買おうぜという話になり、訳もわからぬうちにサックスを手にしてしまったのですが、一方で、その彼が買ったのはドラムセットでありました。ああ、コードが鳴りません。ああ、どちらか一方はギターを買うに違いないと信じていたのに・・・。って言うか、サックスこそ不要なんじゃないのか。そもそも二人で何ができるのか。前衛の世界ではないわけでもない編成ですが、楽器をさわるのがはじめての自分達にとっては一億万年早いわけです。前衛はイヤだ。
もう何でもいいから、松浦さんの耳元で粘っこいエロい音を出してみたいです。唾液の染み込んだマウスピースを家に送りつけ、その麗しき臭いを嗅いでもらいたいです。そこへきて日野皓正なのかああああああ、今知ったぞ。そっちだったか、無念。まあそれはどうでもいいのですが、とりあえず練習場所がなくて困ってます。20代後半にもなって、この計画性のなさは致命的でありましょうか。ああそうですか。


こんなわけで、おそらく総スカンを食らったであろう『Naked Songs』は随分と気に入っております。そこはかとなくニューミュージック臭が漂う『ダブルレインボウ』に関しては、まだ判断を保留しています。ちなみに、この表題曲を初めて聴いた刹那、なぜか高橋真梨子の姿が忽然と浮かび上がりました。自分のうらびれた感性がそう主張して憚らぬのです。しょうがないのです。


そうしたわけで、昨今の松浦亜弥の活動状況や新作アルバムなどに関して物申したいことは積もりに積もっておりますが、何と言ってもまずはこれからでしょう。
大阪厚生年金会館で行われた彼女のライブを見物してきました。帰りのバスを逃してしまったので、熱気覚めやらぬ中、漫画喫茶からテキトーに更新しております。なお、珍しく昼夜連続で見物しまいました。ネタバレ少々。


あれこれとは述べますまい。松浦亜弥はすばらしいエンターテイナーでありました。泣きそうになった。
いつの日か過去の自分を肯定的に捉えられるときが来るだろう、そのときには・・・みたいなアホのように自明なことを随分前に書いた気がするのですが、要は、そういうことじゃないでしょうか。大方の予想を大きく裏切るセットリストを、硬軟自在な力技でねじふせたという、いささか矛盾した物言いすらもまかり通りそうです。


さて、なぜ全曲を生演奏しないのか、しかも生で演奏しやすそうな曲もあったのに、という疑問に関して私見を。
演奏自体は結構グダグダな部分もあったように思います。重めのドラムが、時に楽曲の推進力や軽やかさを若干削いでいるような気がします。もっとタイトなドラムでもいいのではないでしょうか。まあ全て生演奏にしなくてもええじゃないかと個人的には思っておりますので、不満なぞございません。ともかく、ライブで披露するまで全てを煮詰める時間がなかったのではないか、というのが自分の素朴な感想です。


だがしかし、それすらも心配には及びません。公演を重ねるたびに確実に改善されていくことでしょう、たぶん、きっと。
仮にこれら全てが自分の思い違いであれば尚さら問題ない。いやあ、それにしてもええもん見せてもろた。感謝。