久しぶりでございます。まだ続きます、たぶん。はて、まだ見てる人はいるのでしょうか。


このところ、ひょんなことから思いもかけず胡散臭い青春ドラマさながらの暮らしを続けておりました。
年齢も経歴も価値観も異なる何の共通点もない人間が仲睦まじく、あるいは反発しながらも寄り添う様子は、ときに奇異に映ったに違いありません。なにせ、モノホンのヤクザなくせに異常に繊細な奴、サッカーで日本代表になりかけたパチプロもどきな奴、自衛隊出身でシワひとつなくシーツたたむ奴、子持ちのバツイチ、そして、ひとりで「あややあやや」連呼してる奴。ええ、残念ながら誰も耳を貸してくれません。そんでもって、なにをどう間違ったのか、その他人様の幼女の送り迎えをする機会にも恵まれ、待て待てなんでやねんと思いつつも、以来、道行く幼女を見るたびに怪しげな視線を・・・いやいやいやいやいや、そうじゃないっすよ、お巡りさん信じてくださいよ。いやあああああああああ。それはともかく、まさか学生時代を彷彿させるような、いや、凌駕するかもしれない関係が築けるとは思ってもみませんでした。人の縁とは不思議なもんやねと、何だかよくわからぬ感慨に耽る日々。しかし、残念ながら短期間で終焉のときを迎えてしまいました。いえ、今にして思えば最初から予期されていたことだったのかもしれません。叶わぬと知りながら夢を追う友に、自分は何をしてやれただろうか、これから何をしてやれるのだろうか、どこかで聞きかじった意見なぞを賢しらに開陳すべきだったのだろうか。きっと言葉にせずともわかってくれる。照れ隠しで精一杯に包んだ別れの言葉を送り出したとき、一言では表せぬ思いに捉われました。
そうした小骨が喉につかえたような思いを抱えたまま、先日、松浦亜弥のライブを観てきました。あいかわらず音響(音量に非ず)がアレだなあとか、ギター危なっかしいなあとか思いつつも、そんな瑣末事なぞおかまいなしに2階席から見える小さな、それでいて大きくて眩い姿を視界に収めたとき、自ずと熱いものが込み上げてきました。彼女の佇まいや歌声に心を震わせたのか、それとも人知れず友人の姿を重ねたためなのか、それはまだわかりません。ただ、何かが吹っ切れたような気がしたのです。


で、だ。「顎関節症」ですかそうですか。久方ぶりに更新する気力が湧いたと思ったら、おおおおおおおおおおアホかボケか。
我が身の今日をうっちゃるのに精一杯でハロプロ情報から疎くなる一方なので詳細は知りません。最も忙しい時期を迎えるだけに懸念の尽きるところはありませんが、しかし、敢えて心配はいたしません。困難に直面したときこそ何ちゃらかんちゃらという、じじいの戯言めいたことも申しますまい。もう松浦さんのことアホのように信じちゃってますから。松浦さんなら大丈夫。ええ、転ばずとも只では起きぬ女であります。どうぞ治療に専念してください。
向かい風をものともせずに毅然と立ち向かい続けるであろう松浦亜弥と、ついでに、それでもなお叶うと信じて夢を追い続けるであろう友に、小坂忠のアルバム『People』(名盤でしょコレ)から『Yume wo kikasete』を。いや別に関係ないんだけどさ。

夢の続きを聞かせて
仕事のことは忘れて
あの頃はみんなが集まると
朝まで話してたね


誰かが笑いだすと
君は怒りだして
いつか夢じゃなくなる時が
きっと来ると言ってたね


あの日から続いてる
君の僕の まだ終わらない
夢の続きを 聞かせて 聞かせて