先日、ジョン・バトラー・トリオのライブを観てみようと必死こいて渋谷まで駆けつけ、なんとか定時に間に合ってホッと一息ついたまではよかったものの、当日券完売にてあえなく玉砕。ジャック・ジョンソンの登場以来、似たような人がアホのように現れ、そのあまりの多さに呆れて追いかけようともしなかった自分ですが、そうした中にあって土臭さを残しているジョン・バトラー・トリオは少し趣きが異なるように思います。そもそもネコも杓子もジャック・ジョンソンで括るにはムリがありすぎ。それにしても当日券で余裕で入れるものとばかり勝手に思っていたのに、人気があるとはついぞ知りませんでした。バーカバーカ。ライブのスケジュールを小まめにチェックしていない自分が悪いのであり、行き当たりばったりではなく事前に調べとけという話です、はい。別に意図してそうしているわけではなく、単に面倒なだけです。その気にさえなれば何かしらはある東京、華麗にスルーされる田舎の悲哀を身を以って知っているはずなのに、長く居住していると感覚が麻痺してしまいます。
もうひとつ気になるライブがあります。ザ・ニュー・マスターズとかいう、洗練クソ食らえのオルガンファンクバンドのそれで、ユアソンやらスクービードゥーやらとゲストも豪華です。そこで、同じ轍を踏んでたまるか、ざまーみさらせとなぜか勝ち誇りながら意気揚々とぴあに立ち寄ったのでした。が、とっくの昔に前売り券は完売したんですと。おおおおお、アホかボケか。