歌笑」にて『砂を噛むように・・・NAMIDA』を披露。捏造ランキングに感謝。
数々のピアノコンクールで賞を総なめにしているらしい小学4年生の男の子の演奏をバックに歌っていました。もうと言うべきかまだと言うべきか、考えてみれば松浦さんは19才なのですから別段珍しがることでもないのですが、こましゃくれた小学生の彼をさりげなく気遣う所作を見るにつけ、思えば遠くへ来たもんだと感慨深くなったりならなかったり。キモい。
原曲ではストリングスの音色が印象的だっただけに、どうせならチェロかバイオリンも加えてほしかったと思わぬでもないのですが、さりとて不足などございません。贅沢言えば罰があたります。ありがたやありがたや。当曲に触発されたことにして手元にある僅かばかりのシンガーソングライター系のCDを改めて聴いていたせいか、それに違和感を覚えたわけではないけれども、ピアノだけを取り出してみれば随分と印象が変わってくるのだなあという感想を持ちました。弾き語りの場合、歌い手それぞれの特有の間合いやニュアンスが自ずと出るという話を耳にしたことがあります。とはいえ、おそらく演奏は原曲そのままでしたし、何より楽器を嗜まない自分にはその差異がどこに起因しているのか判然としません。そもそも弾き語りではないわけですし。別にケチをつけているわけではなく、ひどく感覚的なものとはいえ些細な発見をしたように思えて新鮮だったというだけの話です。音数を減らすと何かとボロが出そうなものですが、引き続き松浦さんの歌も好調のようで安心して見ていられましたし満足です。