にわかに一部で注目を集めはじめた松浦亜弥の熊谷公演。当初観に行く予定ではなかったのですが、ヤジウマ根性丸出しでそのチケットを落札してしまいました。万一、彼女がトイレットペーパーを振りながらグラサン姿で登場すれば、笑いを噛み殺しながら永遠なる忠誠を誓います。『私のすごい方法』がセットリストに加えられたならば、その意を余すことなく汲み、万難を排してでもツアースタッフにお目通り願う所存です。それが『LOVE TRAIN』であれば、平井堅の胸中を思い人目も憚らずヨヨと泣き崩れてみせましょう。迷惑ですかそうですか。ありえん。
まぁ記事の真偽はともかく、せいぜい「お騒がせしました」とでも言っておけば十分ではないでしょうか。そもそも外野が口を挿む性質のことでもあるまいて。しかし、侠気に溢れ、唯我独尊の彼女の性格を考えると、何かしらの暗喩を、あわよくばモロな発言をするのではないかとの期待を自分が持っていることは否定しません。事実だとした場合、当の本人は発表したくてウズウズしているに違いありません。そうなれば長期間に渡ってシグナルが送られ、結果として幾重にも伏線が張られていたことになり、そこから彼女のしたたかさ乃至は健気さが知れることになります。我ながら悪趣味だと呆れるものの、バカ正直に全てを字義通りに受け取るか、もしくは頼まれもしないのに偏向・拡大解釈を行うのは、ファンを自称する者の本義であり得意技でもあるので仕方がありません。さりとて我が脳内ではもはや既成事実と化しているので、今さら完全否定されてもそれはそれで困りますし、どうせならあっけらかんとノロけていただいたほうがいっそ潔い。絶対しないけど。きっと当日の彼女は上機嫌なんでしょうねぇ。いいことだ。
その一方、狭き界隈の話題は尽きぬもので、ゴールデン枠の情報番組に久米宏のアシスタント役として彼女がレギュラー出演するという情報が舞い込んで来ました。何だそれは。その意味するところは知りませんが、とりあえずアシスタントが何なのかわかりません。あまりの間の良さに別種の意図を感じないでもなく、どうにもウソくさい「阿鼻叫喚キモヲタ根絶説」が少しばかり現実味を帯びてきたような気もします。が、その影響の程は知らないけれど、遺憾ながら自分の如きキモヲタの根絶は道半ばにして頓挫するのではないでしょうか。何のことはない、今日も地球は回り続けています。転んでもいないのにただでは起きぬ、とはどこかの同業サイト(忘却)で目にしたことなれど、まさに至言でありましょう。つえー、この女。ますます大物じみてまいりました。平伏。


なお、おっかなびっくりで聞いた昨晩のラジオ「あなたがいるから矢口真理」ですが、そこで判明した重要な点をかいつまんで言うと、①矢口パパが『紅の豚』は男のロマンであると称賛していること、②ドラクエのレベルを60にまで上げたこと、この2点です。どうでもいい。また、松ペン先生扮する松浦亜弥が嬉々としてラブレターメールの添削を行う、自己満足この上ないコーナーに関しては、時期が時期だけにオッと思うところはあったものの深読みするには至らず。この番組自体はさほど聞かないのですが、いつぞやの放送で、おでこのメガネを探す素振りで「メガネ、メガネ」と発するベタなギャグに対して関西弁を用いなかったことに失望したのをふと思い出しました。吉本コント好きが聞いて呆れる。やはりどうでもいい。そんなこんなで特に何事もなく、勝手に期待して勝手に安堵した実に有意義な時間でありました。他にすることはないのか。