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こうした生演奏の妙味をまざまざと見せ付けられると、これまで自分が体験してきたハロプロのカラオケライブがいかにアレであるかを痛切に思い知ります。両者はいわば正反対に位置しているようなものですから、単純に比較できることでないのは十分に承知しているつもりです。対象がどうであれ比較に意味はないのであり、何もかもをいっしょくたにすれば、却って視野狭窄に陥ってしまうこと、判断を誤ること必定でしょう。しかしながら、それだけでは説明のつかぬこのやるせない違和感は一体・・・。

ライブが楽しい、歌うことが楽しい。そう彼女達が語る姿を目にするたびに嬉しさを覚える一方で、頼まれもしないのに同時に虚無感も覚えるようになった昨今ですが、それは生演奏で聴いてみたいという己の身勝手な要求が生成した感傷にすぎず、どだい自分の思うライブとは相容れないものなのでしょうかね。各ユニットが並行してライブを行っている現状、その内の誰かに限定的に生バンドを付すことすら不可能なようですから、いい加減こちらも割り切るべきなのか。観客のマナー云々も結構なことですが、ちと焦点がずれているような気がするのは自分だけでしょうか。