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松浦亜弥「代々木スペシャル」を観に行ってきました。いずれ雑草を咀嚼するが如くネチャネチャ述べたいと思いますが、とりあえずは殴り書きします。ネタバレなし。こんな駄文を読むぐらいなら、じかに足を運んでください。損はさせませんぜ、旦那。

素晴らしい。陳腐すぎるので今まで使用してこなかったのですが、今こそ用いるべきときでありましょう。

最高。

どこかでケチをつけて逃げ道を用意しておくことの多い自分ですけれど、今宵ばかりは惜しみない称賛を送りたいと思います。すげぇ。あの広い代々木体育館が埋まっています。あのメタリカの公演と同等に埋まっています(関係ない)。どういうことだ。不覚にも最初のうれし涙がこぼれました。
松浦亜弥さんを好きでいて本当に良かった、心の底からそう思える素晴らしいステージ。代々木スペシャルのために用意されたサプライズもユーモアたっぷりかつ豪華で申し分ありません。特に最後の曲は、思い出すたびにやけてしまいます。無要な虚飾や長尺MCを取り去った、豪華でありながら必要最小限でもある演出は松浦亜弥その人のためであり、全ては彼女を最大限に生かすために存在していました(１箇所だけ気にかかりましたが、それはご愛嬌。あれは素直に笑うところです)。そして彼女もあらん限りの力を以って応えます。一時期ロングトーンすらままならなかった姿は、完全に過去のものとなりました。うがった見方をしようとした自分を恥じました。伸び行く歌声、抑制された歌声、自信に満ちた眼差し・・・。それら全てがまぶしく映ってなりませんでした。
鳴り止まぬあややコール(かなり誇張しています)に感極まってかすかに目頭を抑えた彼女の姿に、自分は２度目のうれし涙を流してしまいました。しかも、自分の席が端っこだったので目と鼻の先で彼女の姿を拝むこともできました。(ついでに藤本さんも発見)
実のところ自分は、アイドルと呼ばれる人たちに対して心のどこかで線引きしていたように思います。常日頃からジャンル無要論を唱えておきながら、何たる失態。アイドルであろうとなかろうと、いいものはいいのです。己を満足させる目的でしか存在しえない瑣末な分別など、一体何の意味がありましょうか。なので、つまらぬ線引きは今日限りやめることにします。そう、彼女はどこまでも彼女でありました。私が悪うございました。まいりました。深く反省します。

今ツアーは演出の変更が取りざたされることが多く、実際その点が最も注目されるところであってツアースタッフには感謝してもしきれないのですが、それも彼女の復調あってのものでしょう。どちらが優れていたかという話ではありません。どちらも素晴らしかったのです。
もう一度言います。自分に言います。明けない夜はありません。完全復活、いえ、更なる飛躍を夢想させるに十分に足りる見事なパフォーマンスでありました。盲目ファンが奏でがちな気色の悪い大げさな物言いは極力避けたいのですが、今日ばかりはお許し願いたい。
どうだ観たか、これが松浦亜弥だ(何様？)。興奮のあまり言葉が浮かんできません。眠るのが惜しい。本当にいいものを観させてもらいました。こんなにいいものを明日も観ていいのでしょうか。
もう一度言いましょう。彼女を好きでいて良かった。

あなたの思い描くあなたであれたでしょうか。
あなたの思い描く歌い手であれたでしょうか。
松浦亜弥さんに乾杯！そして彼女の輝ける未来に乾杯！

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うわー、自分で書いておきながら大げさすぎて恥ずかしい。少し落ち着け。