ファミ通の表紙に浴衣姿のあやや嬢。
日々コンビニ巡回を怠らず、さらには立ち読みに耽ること幾数年。店員に顔を覚えられぬよう細心の注意を払い、綿密にスケジュールを組むだけでは飽き足らず、慎重を期して閣議をを重ねた上で事にのぞむ、この道では既にベテランの域に達した自分の目を欺けると思ったのか。地平の彼方から差し込むまばゆい光に気づかぬはずはなく、そもそも到底隠しおおせるような代物ではないのだからムダである。見逃すはずがない、フツーに山積みされてたから。変態・前田健の破廉恥な行為について誌面で赤裸々に語るあやや嬢に合掌。


さて、かつては愛読していたにも関わらず、ここ数年はすっかりご無沙汰であり、今後お世話になることもないであろうファミ通。胸に込みあげる一抹の寂しさを抑えつつページを繰ってみたのだが、ゲームをしなくなって久しいからか、まるでわからない。だがしかし、時代は足早に過ぎ去れど、かの説明不能の確信犯的しょーもなさは健在であった。殊に、以下の記事に関しては、もはや涙なくしては読むことができない。

犯人は、「“クレヨン”の意味がいまだにわからない」、「後半は、半ば義務感からケツを出して走っていた」と供述している。

●もうすぐ身元引受人(みさえ)が到着するので、おとなしくしてな。


蛇足ながら、これは何ら得るところのなかった自身の行状を悔いる少年の、あまりに哀しい懺悔であり、鏡のように凪いだ清廉な心中より発せられた、ひとりの少年の崇高なる告白でもある。
くだらないにもほどがある。うむ、来週から巡回コースに組み込むことにしよう。真夜中にコンビニでファミ通片手にニタついている奴がいたら、それは間違いなく自分である。後生ですから、万一見かけたとしても見ぬふりをしてやってください。


やる気なし。
ダウニーかっちょいい。