わははははは、スケバン刑事て。何がなんだかわかんねえ。
ポップジャムにおける『砂を噛むように・・・NAMIDA』が素晴らしく、70年代のアメリカのシンガーソングライターを彷彿させるメロディと、CD音源とはまた異なるいささか臭いとも思える歌謡曲的な歌い込みが危うくも分かちがたく結びついているように思え、松浦亜弥らしくなさを目指してはいながらも、そこに透かし見えるのはやはり松浦亜弥そのものなんだろうなあ、とその余韻に浸っていたところに、寝耳に水。ズレてもいいぜとは言ったものの、はて、これはどう解釈すればよろしいのでしょうか。


引き続き「ニュースが絶えない女でいたい」と述べていた内のひとつはこのことだったのでしょうか。播州弁とガラの悪さが見込まれたのか。近視眼的に眺めている自分なので世間的なことは皆目わかりませんが、とりあえず振り幅でけーと笑っておきました。したところで詮のない心配はさておき、これを楽しまずして何を楽しめというのか。うむ、ヤンキー気質ゆえ存外に適役なのかもしれません。松浦さんも美勇伝も培われてきた舞台度胸に問題はないでしょう。だがしかし、自分が目にした限りでは松浦さんと石川さんの演技は、婉曲的に申し上げても初々しく、さらに申し上げれば大根と評されるそれだったような気がしないでもなく、特にセリフ回しが砂を噛むように麗しかったような記憶があります。その両名が火花を散らしあう様子は、さぞハラハラと手に汗握るものとなることでしょう。三好さんと岡田さんがいじめられ役というのもツッコミがいがあります。それにしても、石川さんはともかく今の松浦さんのセーラー服姿はキツイものがあるような。現在の髪型を変えてくるか、前髪を作るかどうかが目下の関心事であります。爆弾テロやネット犯罪にヨーヨーひとつで果敢に立ち向かって殲滅するという、すかすがしいまでに理不尽で香ばしい勧善懲悪劇を展開するのでしょう。久しく忘れていた童心を取り戻せる珠玉の一品となりそうな気配。なんだ笑えそうじゃないか。なんだとはなんだ。ええい、全員出演しちゃえ。
とはいえ、さほど映画に興味がなく、深作健太以外の映画監督の名が是枝裕和SABUしか浮かばなかった自分に何が言えましょうか。ちなみに『ワンダフルライフ』が好きです。そして深作健太は全く知りません。まあ「スケバン刑事」は見たことがありませんし、原作に目を通してみないことには何とも言えませんので週末にでもマンガ喫茶に行って「リボンの騎士」のついでに読破してこようと思っております。キャラを当てはめて独りで笑ってそうですが。さて予期せぬ転機となりうるか、はたまた黒歴史として闇から闇に葬られるか。いずれにせよ出されたものは残さず美味しくいただきます、たぶん。