ハロプロの面々が一堂に会する、人呼んで「ハロコン」の昼公演を観に行ってきました。
思えば、初めて足を運んだのが前回の「大乱舞」。眼に焼きついたのは『THE マンパワー!!!』のパフォーマンスでした。ステージと花道に所狭しと並ぶチビッコからお姉さん。その70人前後の演者全てが、反復される重厚なリズムに合わせて一斉に腰を振るという狂気じみた光景と、釜茹をも彷彿させるアリーナ席がすぐさま興奮の坩堝と化す様に絶句。俯瞰できる2階席から観ていたことも多分に影響しているはずですが、冷静に眺めてみると相当に不気味で笑えました。こりゃ空前絶後のものを観たと妙に感じ入ったものです。褒めてます。


さて今回のハロコンである「夏の歌謡ショー」。流刑地の如き2階の最南端の席でしたので細部は確認できなかったものの、カメラワークが充実していたのかモニターが凝っていたので、それを凝視するだけでも十分に楽しめました。「歌謡ショー」なる昭和的コンセプトは遵守されていたように思いますし、随所に工夫も凝らされていて良かったような気がします。盛り上がりそうな曲を減らしたのは意図的なものではないでしょうか。また、もはや定番化してきた「持ち歌シャッフル」ですが、今回は折衷案のようです。それはともかく、相変わらずの人の多さに、知ってはいても笑いが込み上げ、しかもその全員が輝ける人達なのですから、やっぱりこれは一級のギャグだよなぁと改めて唸ってしまいました。お祭りであると同時にギャグなのですからウダウダ言うのは野暮というものです。素直に楽しめました。


印象に残ったものを思い出せる限りに箇条書き。時系列は無視。
・開演前に流れていたBGMが、いわゆるモダンジャズでした。なぜだろう。
・やはり『THE マンパワー!!!』はキラーチューン。これ面白すぎるだろ。
・Wのもたらす幸福感は頭ひとつ抜けていると思います。確固たるWの世界が存在します。
・卒業者のみで結成された『LOVEマシーン』にはさほど感動を覚えず。
 現モーニング娘。のパフォーマンスも十分にかっこいい。
・『スッピンと涙。』は高音が上がりきらず微妙。難しい曲なんでしょうね。そんな日もあるさ。
 『抱いて PLEASE GO ON』での盛り上がりは半端でなく存在感ありまくり。
・藤本さんの若干ドスの効いた声は魅力的。
・田中さんのパートが多いためかモニターに映る回数も多い。
・高橋さんは押し引き自在。貫禄がありました。
・小川さんが痩せていることに今さら気付きました。どうもすみません。
・久住さんは短期間でダンスを仕上げるのは大変だったろうなぁ。たいしたもんです。
・まこと、でかした。実際にドラムの音が鳴っていたかどうかは不明ですが。
・矢口さんが元気そうで何より。歌えばいいのに、と思うのはさすがにアレなのか。
・『MAGIC OF LOVE』は名曲。稲葉さんが本領を発揮。
みうなさんを発見できなかったのが心残り。どこにいた?
ベリーズ工房とキッズは全く判別がつきません。どうもすみません。
・後藤・松浦が共に手を繋ぎ花道を歩いていく姿に感動。ええこっちゃ。
・男前すぎる吉澤さん。口元から絶妙な角度でこぼれる眩い白い歯と微笑みは凶器。漫画的。
 退場時、久住さんと共に最後までステージに留まって手を振り続けた姿も凛々しすぎます。
・私的MVPは吉澤さんに決定しました。異論反論は受け付けません。


松浦さんについては次回にちょろっと書く予定です。