松浦亜弥の「101回目のKISS」、中野サンプラザ公演に行ってきました。
後浦なつみライブを観た際に、GW中に松浦さんの好調な姿を、そして歌声を体感することは難しいだろうと半ば諦めていたのですが、そんな下らない予断はあっさりと覆されてしまいました。一日一公演だったせいなのか(一日二公演やめれ)、それとも他に理由があったのか、それは知る由もありませんが、なんのことはない、声の伸び・艶ともに良好。ついでに機嫌も良好。少なくとも自分の目と耳はそう感じ取りました。というか、今ツアーで自分が観た中ではベストに近いのではなかろうか。彼女には珍しく、一部でリズムが少し突込み気味でゴツゴツ感じられた箇所がありつつも、それはライブゆえのご愛嬌。気にするには及ばず、そもそも自分の言うことなど当てになりません。単なる知ったかぶりです。それはともかく、信じてると言っておきながらアレですが、常軌を逸した過密スケジュールの中で、これだけのパフォーマンスを観ることができるとは正直思っていませんでした。頼まれもしないのに心配して損をした。同じ過ちは繰り返さぬということでしょう、ひとまずソロツアーは乗り切れそうな気がしてきました。すげー。「身体は小さいが態度はでかい(笑)」(本日のMCより)、男前の松浦亜弥に乾杯! そして敬服。


以下、覚えている範囲でメモがてらに。
目玉のひとつである、メロン記念日と共に披露される『ドッキドキ!LOVEメール』のアカペラ。公演ごとなのでしょうか、少しずつですが観るたびにアレンジに変更が加えられています。おそらく演者に一定の裁量が許されているものと思われます。今回は、MCの流れで観客を着席させたまま行われます。ゴスペルでもあるまいし、ステージ上の演者に求められるまでは観客の手拍子は不要だと個人的に思っていましたので好都合。きっと配慮の上の演出なのでしょう。
1番を歌い終わった後に、今度はテンポを変えないままで裏拍に手拍子が加えられ、その後、松浦さんが主旋律の一部を「ラララ」で歌い、引き続きメロン記念日の4人が同旋律のフェイクがあってメロディーの交換が行われます。これは明らかにツアーの最初期ではなかった趣向です。そして、いつもどおりサビの最後を松浦さんが一人で歌い上げて終えます。きっと初めての試みだったのでしょう、両肩を上下させながら安堵したような笑顔でメンバーと視線を絡ませていた様から、その緊張の度合いが窺い知れたような気がします。個人的な嗜好で勝手なことを言えば、コーラスの低音にもう少しボリュームがほしいところですが、何にしてもメロン記念日には感謝するばかりです。曲数が少ないのは残念ですが、彼女達は間違いなく今ツアーのもうひとりの主人公でありましょう。ちゃんと敬意を払いつつ観てますよ。そんでもって大谷さんの歌がいけることに気づきました。いまさらですかそうですか。


つづく。つづけ。