来た来たー。
アイドルファンを継続する以上、避けては通れぬ踏絵の時が予想外に早くやってまいりました。


FRIDY誌上で松浦亜弥Windsの慶太の「熱愛スクープ」が掲載されています。ついさっき買ってきて確認しました。かねてから噂になっており、つまらぬ情報収集に血道をあげる自分のようなキモヲタにとっては何を今さらな内容です。ある種の覚悟はしていましたが、いよいよ大恋愛のようですな。気色の悪い駄文を垂れ流しておいて今さら言うのも何ですが、こう見えて自分は彼女に対して恋愛感情めいたものは抱いていないつもりです。しかし予想の範疇であるとはいえども受けるショックは甚大なはず・・・が、真偽の程はいざ知らず、やにわに衆目の下に明るみになると最早落ち込むことを通り過ぎ、ここぞとばかりにサバサバした姉貴気質を発揮する彼女の姿を勝手に想像して笑ってしまいました。写真に映る変装の体を為していない怪しい裏稼業の住人を彷彿させるグラサンと、センスのない自分にはよくわからん妙に気合の入った私服もかっこいいではありませぬか。薄々気づいてはいましたが、やはり松浦さんは男前ですな。それでこそ松浦亜弥。そもそもフツーに考えれば相手が誰であれ不思議なところはありません。嬉しいというには何とも微妙なところですが、実際そんなものでしょう。このところの急速な変貌ぶりや意味深な言動からも十分に納得できるところです。こうなれば中途半端に交際を否定するのはよろしくない。「良いお付き合いをさせてもらってます」とニッコリと笑顔で発表しましょうや。いいじゃないか、アイドルである前に一人の18歳の女の子だもの。しつこいようですが、自分は「代々木スペシャル」と「夢・音楽館」、そして今ツアー「101回目のKISS」で、彼女の容姿は勿論のこと、その歌声に惚れたのです。否、限定された場面において表出する、自らの思い違いを含めたその姿に。それゆえファンをやめるつもりなど毛頭ございません。一介の傍観者として温かく見守らせていただきます。いい歌い手になろうぜ。何やら宗教じみてきたような気がしないでもないのですが。


むぅ、それでも何だかモヤモヤする。普段より酒が臓腑に沁み入るのはなぜだろう。愛娘の幸福を願う一方で寂しを覚えてしまう赤の他人の変質じみたおっさんの心境とはこういうものなのでしょうか。明日の夕食はおかずを3品増量する所存であります、自分のために。何にせよアイドルファンとは実にややこしい生き物なのですね。