西口ぃぃぃ。
ノーヒットノーランの感動的な瞬間を逃すまいと飲み屋で食い入るようにテレビを見ておりました。キャブラーを抑えた時点で確信したのも束の間、空気読めぬこと山の如しの清水によってその夢は無残にも打ち砕かれてしまったのでした。何もこんなところでと思うほどの快心のライナー性のあたりが、あっという間にスタンドに突き刺さります。その刹那、ノーヒットノーランどころか完封さえも消し飛びました。打球を目で追う際の筆舌に尽くしがたい西口のユーモラスな表情。野球は9回2アウトからという至極当たり前でありつつも、その実、突っ込みどころ満載でもある戯言のような格言を地でいくその勇姿。絵に描いたようなと申しましょうか、まさにコントさながらであります。瞬く間に爆笑に包まれる店内、あちこちで響き渡る乾杯の音頭。他人の不幸を我がことのように喜ぶ下賎な人間がこんなに身近に、しかも大量に生息していたとは夢にも思っていませんでした。これは同じ人であるとは到底思えぬ恥ずかしきこと・・・あ、あかん、笑いすぎて腹痛い。しかも2度目かよ。おもしろすぎる。繰り返し映し出されるそのシーンを見るたびに、申し訳ないと思いつつも吹き出してしまいます。酒がうめー。それも西口の飄々としたコメントがあってこそ。彼こそ漢の中の漢。かくありたいものだ。そうでもない。


振り幅は大きければ大きいほどよい。
笑いの神が降臨した西口文也投手にに乾杯!
まさに記録よりも記憶に残る西口文也投手に合掌!