季節の変わり目が訪れると必ず一度は交わされる会話があります。「暑いのと寒いのと比べるとどっちが好き?」という間抜けなセリフを媒介とした人畜無害な会話。聞いたところでどうなるものでもないですし、さして関心もないはずなのに、憐れなるかな、人はそれを尋ねずにはいられません。


「オレは暑いほうが好き。」
「寒いほうが好きかな、私は。」
「ふ〜ん・・・。」


どちらと答えようとも、それ以降の話が盛り上がらないことは必定であるにも関わらずうっかり尋ねてしまうのです。いわゆる時候のあいさつに属すものであり、特に初対面の方と話す際のきっかけとして用いられることが多いのですが、僕の乏しい経験則で言うと、これを機に会話が弾んだ試しなどありません。ここでサーフィンやスノーボードの話題に移行できれば随分違ってくるのでしょう。しかし、残念ながら前者は未経験であり、後者は下手くそすぎて語りたくとも語れません。ましてやハロプロのことなど口に出そうものなら、次の日から村八分になってしまいます。


巷には、南国の人は暑さに強く、北国の人は寒さに強いといった認識があるようです。確かに統計を取ればそうした傾向にあるのかもしれません。けれど当たり前のことですが必ずしも全員がそうではありません。実際、北国出身の人が意外に寒がりであるとはよく聞く話です。
自分は四国出身でありますが、それをして南国出身だとは思っていません。しかしながら、四国と聞くとすぐさま常夏を想起する奇特な方が世間には少なからずいます。大阪人の全てがボケとツッコミをたしなんでいると無邪気に思い込むように、そこには何の他意もありません。それはともかく、出身地を述べたのちに神妙な顔で、実はとんでもなく暑がりなんだと言えば少しは話題が膨らみそうなものですが、長年部活動で汗を流してきたこともあって、どちらかというと暑いのは好きなのです。けれど、そう答えてしまうと、案の定さもありなんと相手に納得されてしまって、やはり一向に話が盛り上がりません。辺りに気まずい静寂が訪れます。
コミュニケーションって難しいです・・・ってことなのか?


むぅ、クーラーが苦手だということから、強引にエコモニに繋げようと思っていたのですが、書き出しから見事に破綻していますな。そんなわけで何の脈絡もありませんが、ロックフェスに行きたくなってきました。やはり話のネタとしては今ひとつですが。
ますます内容のないサイトになってきた気がする・・・。